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金屏風の祭典 ——黄金の世界へようこそ

開催中〜2024/06/02

岡田美術館

神奈川県・箱根町

日本の山海

開催中〜2024/06/02

松岡美術館

東京都・港区

卒寿記念 人間国宝 鈴木藏の志野展

開催中〜2024/06/02

国立工芸館

石川県・金沢市

川瀬巴水 旅と郷愁の風景

開催中〜2024/06/02

八王子市夢美術館

東京都・八王子市

1950〜60年代の日本画―造形への挑戦

開催中〜2024/06/02

平塚市美術館

神奈川県・平塚市

遠距離現在 Universal / Remote

開催中〜2024/06/03

国立新美術館

東京都・港区

第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」

開催中〜2024/06/09

芸術祭(横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO、クイーンズスクエア横浜、元町・中華街駅連絡通路)

神奈川県・横浜市

記憶:リメンブランス-現代写真・映像の表現から

開催中〜2024/06/09

東京都写真美術館

東京都・目黒区

BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」

開催中〜2024/06/09

BankART Station

神奈川県・横浜市

企画展「北斎と感情」

開催中〜2024/06/09

北斎館

長野県・小布施町

名作展「大画面の奔流―川端龍子の『会場芸術』再考」

開催中〜2024/06/09

大田区立龍子記念館

東京都・大田区

特別展「法然と極楽浄土」

開催中〜2024/06/09

東京国立博物館

東京都・台東区

平野杏子展 – 生きるために描きつづけて

開催中〜2024/06/09

平塚市美術館

神奈川県・平塚市

空海 KŪKAI ―密教のルーツとマンダラ世界

開催中〜2024/06/09

奈良国立博物館

奈良県・奈良市

青山悟 刺繍少年フォーエバー

開催中〜2024/06/09

目黒区美術館

東京都・目黒区

没後120年 エミール・ガレ展 奇想のガラス作家

開催中〜2024/06/09

渋谷区立松濤美術館

東京都・渋谷区

特別展「大哺乳類展3−わけてつなげて大行進」

開催中〜2024/06/16

国立科学博物館

東京都・台東区

茶の湯の美学 ―利休・織部・遠州の茶道具―

開催中〜2024/06/16

三井記念美術館

東京都・中央区

ベル・エポックー美しき時代 パリに集った芸術家たち ワイズマン&マイケル コレクションを中心に

開催中〜2024/06/16

山梨県立美術館

山梨県・甲府市

昭和モダン×百段階段 ~東京モダンガールライフ~

開催中〜2024/06/16

ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」

東京都・目黒区

宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO

開催中〜2024/06/16

東京オペラシティアートギャラリー

東京都・新宿区

板倉鼎・須美子展

開催中〜2024/06/16

千葉市美術館

千葉県・千葉市

高橋由一から黒田清輝へ ―明治洋画壇の世代交代劇―

開催中〜2024/06/16

栃木県立美術館

栃木県・宇都宮市

ここに いても いい リトゥンアフターワーズ 山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口

開催中〜2024/06/16

アーツ前橋

群馬県・前橋市

“オモシロイフク”大図鑑

開催中〜2024/06/22

文化学園服飾博物館

東京都・渋谷区

「どうぶつ百景 江戸東京博物館コレクションより」展

開催中〜2024/06/23

東京ステーションギャラリー

東京都・千代田区

令和6年度初夏展「殿さまのスケッチブック」

開催中〜2024/06/23

永青文庫

東京都・文京区

シンフォニー・オブ・アート — イメージと素材の饗宴

開催中〜2024/06/23

群馬県立館林美術館

群馬県・館林市

驚異の細密表現展 ―江戸・明治の工芸から現代アートまで―

開催中〜2024/06/23

横須賀美術館

神奈川県・横須賀市

没後70年 戦争を越えて―写真家ロバート・キャパ、愛と共感の眼差し―

開催中〜2024/06/23

東京富士美術館

東京都・八王子市

カール・アンドレ 彫刻と詩、その間

開催中〜2024/06/30

DIC川村記念美術館

千葉県・佐倉市

特別企画展「熊谷守一美術館39周年展 守一、旅を描く。」

開催中〜2024/06/30

豊島区立 熊谷守一美術館

東京都・豊島区

民藝 MINGEI—美は暮らしのなかにある

開催中〜2024/06/30

世田谷美術館

東京都・世田谷区

創刊50周年記念 花とゆめ展

開催中〜2024/06/30

東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52 階)

東京都・港区

KAGAYA 星空の世界 天空の贈り物

開催中〜2024/07/01

そごう美術館

神奈川県・横浜市

三島喜美代―未来への記憶

開催中〜2024/07/07

練馬区立美術館

東京都・練馬区

石岡瑛子 I デザイン

開催中〜2024/07/07

茨城県近代美術館

茨城県・水戸市

Beautiful Japan 吉田初三郎の世界

開催中〜2024/07/07

府中市美術館

東京都・府中市

ふたり 矢部太郎展

開催中〜2024/07/07

PLAY! MUSEUM

東京都・立川市

MOTコレクション 歩く、赴く、移動する 1923→2020/Eye to Eye-見ること

開催中〜2024/07/07

東京都現代美術館

東京都・江東区

ホー・ツーニェン エージェントのA 

開催中〜2024/07/07

東京都現代美術館

東京都・江東区

Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展

開催中〜2024/07/07

東京都現代美術館

東京都・江東区

【特別展】犬派?猫派? ―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―

開催中〜2024/07/07

山種美術館

東京都・渋谷区

TOPコレクション 時間旅行 ― 千二百箇月の過去とかんずる方角から

開催中〜2024/07/07

東京都写真美術館

東京都・目黒区

企画展 歌と物語の絵 ―雅やかなやまと絵の世界

2024/06/01〜2024/07/21

泉屋博古館東京

東京都・港区

藤田嗣治 エコール・ド・パリの時代 1918~1928年

開催中〜2024/07/23

軽井沢安東美術館

長野県・軽井沢町

「石川九楊大全」

2024/06/08〜2024/07/28

上野の森美術館

東京都・台東区

国芳の団扇絵 ―猫と歌舞伎とチャキチャキ娘

2024/06/01〜2024/07/28

太田記念美術館

東京都・渋谷区

企画展「未来のかけら 科学とデザインの実験室」

開催中〜2024/08/12

21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2

東京都・港区

生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界

2024/06/01〜2024/08/25

東京都庭園美術館

東京都・港区

特別展「北斎 グレートウェーブ・インパクト —神奈川沖浪 裏の誕生と軌跡—」

2024/06/18〜2024/08/25

すみだ北斎美術館

東京都・墨田区

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション

開催中〜2024/08/25

東京国立近代美術館

東京都・千代田区

内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙

2024/06/11〜2024/08/25

国立西洋美術館

東京都・台東区

企画展「旅するピーナッツ。」

開催中〜2024/09/01

スヌーピーミュージアム

東京都・町田市

シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝

開催中〜2024/09/01

森美術館

東京都・港区

AOMORI GOKAN アートフェス 2024 「つらなりのはらっぱ」

開催中〜2024/09/01

アートフェス(芸術祭)( 青森県立美術館、青森公立大学 国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館)

青森県

伊藤潤二展 誘惑

開催中〜2024/09/01

世田谷文学館

東京都・世田谷区

音を観る ―変化観音と観音変化身―

開催中〜2024/09/01

半蔵門ミュージアム

東京都・千代田区

アートキャンプ白州 2024 Camp and Art in Each Heart!

2024/07/06〜2024/09/01

山梨県立美術館

山梨県・甲府市

エドワード・ゴーリーを巡る旅

2024/07/06〜2024/09/01

横須賀美術館

神奈川県・横須賀市

カルダー:そよぐ、感じる、日本

2024/05/30〜2024/09/06

麻布台ヒルズ ギャラリー

東京都・港区

日本のまんなかでアートをさけんでみる

開催中〜2024/09/08

原美術館ARC

群馬県・渋川市

特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」

2024/07/17〜2024/09/08

東京国立博物館

東京都・台東区

開館20周年記念 山梨放送開局70周年 平山郁夫 -仏教伝来と旅の軌跡

開催中〜2024/09/09

平山郁夫シルクロード美術館

山梨県・北杜市

フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線

2024/06/22〜2024/09/23

SOMPO美術館

東京都・新宿区

空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン

2024/07/13〜2024/09/23

東京ステーションギャラリー

東京都・千代田区

吉田克朗展 ものに、風景に、世界に触れる

2024/07/13〜2024/09/23

埼玉県立近代美術館

埼玉県・さいたま市

印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵

2024/07/06〜2024/09/29

東京富士美術館

東京都・八王子市

梅津庸一 クリスタルパレス

2024/06/04〜2024/10/06

国立国際美術館

大阪府・大阪市

大地に耳をすます 気配と手ざわり

2024/07/20〜2024/10/09

東京都美術館

東京都・台東区

レガシー ―美を受け継ぐ モディリアーニ、シャガール、ピカソ、フジタ

2024/06/18〜2024/10/13

松岡美術館

東京都・港区

企画展「作家の視線― 過去と現在、そして…」

開催中〜2024/11/11

ホキ美術館

千葉県・千葉市

ヨシタケシンスケさん

Exhibitions

大人も子どもも夢中になる
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」

  • 世田谷文学館 (東京都・世田谷区)

 圧倒的な人気を誇る絵本作家、ヨシタケシンスケ(1973~)の初の大規模な展覧会が世田谷文学館で開かれている。原画など約200点の自筆作品をはじめ、立体作品や愛蔵コレクションなど総数400点以上を展示。絵本の世界観で遊べる体験展示も7カ所設け、ヨシタケワールドで大人も子どももいろいろな楽しみを見つける。

ヨシタケシンスケテーマパークにようこそ

ヨシタケシンスケさん
ヨシタケシンスケさん

 現在、小さな子どもを持つ親や絵本好きで知らない人はいないだろう。ヨシタケシンスケの生み出す絵本はデビュー作から新作に至るまで圧倒的な人気を誇る。人の姿や表情、雰囲気や空気感を巧みに表した絵と幅広い視点からのユーモアあふれる内容は、大人も子どもも楽しませながら、視野を広げ前向きに生きるヒントを教えてくれる。その才能は唯一無二の存在。そんなヨシタケが絵本制作の手を一時止めながら力を注いだ展覧会には大人も子どもも楽しませるアイデアが満ちている。

 本展では、自筆の原画やアイデアスケッチなど約200点、立体作品や愛蔵コレクションなどを展示するほか、ヨシタケが20年間描き続けている手帳のスケッチの複製約2000枚を公開するなど、ファンにとって夢のような空間となっている。アイデアスケッチは目を凝らして見ないと全てを読みきれないようなその小ささに改めて驚かされる。手のひらに収まる小さな文字やイラストが、多くの人の心を動かす大作となっていく。「ものごとは考え方しだいでどうにでもなる」「子どもが多くても少なくてもきみは一人しかいない」小さな文字で書かれた言葉は重い。

約13×8センチの手帳のスケッチ複製、約2000枚
約13×8センチの手帳のスケッチ複製、約2000枚
「それしかないわけないでしょう」アイデアスケッチ©Shinsuke Yoshitake
「それしかないわけないでしょう」アイデアスケッチ©Shinsuke Yoshitake

 「こねてのばして」イメージ映像の軽快な音楽が流れ、ゲームのように楽しめる体験展示もある。ヨシタケシンスケテーマパークのような会場に大人も子どもも夢中になる。「会場から悲鳴が聞こえる展覧会っておもしろい。苦笑いしていただければ」(ヨシタケ)といったしかけもヨシタケ展ならでは。展示品に対するたくさんの付箋の手書きコメントが、ヨシタケの気配や手の温もりを感じさせる。

口にりんごを投げ入れると大人たちの言葉と表情が変わる楽しいしかけ
口にりんごを投げ入れると大人たちの言葉と表情が変わる楽しいしかけ

「かもしれない」の心で

 イラストレーターとして活動していたヨシタケシンスケ40歳の時の絵本作家デビュー作「りんごかもしれない」(ブロンズ新社、2013年)。編集者から出された「りんごで遊ぶ100の方法」という絵本の企画に対して「りんごじゃないかもしれない100の可能性」という提案を返した資料や自身で彩色しないヨシタケの着彩試作という貴重な資料も展示されている。絵本を作る前は立体造形を手がけてきたヨシタケだが、展覧会を通して「僕は本という形で提案していくことが好きなんだな、おもしろいんだな。机上の空論が好きなんだなというのも改めてわかってこれからも本は作り続けていけたらというのもすごく思った」と話す。

資料「りんごかもしれない」ヨシタケからの提案
資料「りんごかもしれない」ヨシタケからの提案
「あつかったらぬげばいい」表紙検討スケッチ©Shinsuke Yoshitake
「あつかったらぬげばいい」表紙検討スケッチ©Shinsuke Yoshitake
原画展示の様子
原画展示の様子

 本展を貫くキーワード「かもしれない」。一つの見方や考え方に縛られるのではなく「かもしれない」の余裕のある心持ちで物事を考えようという呼びかけのようにも感じる。ヨシタケは「『かもしれない』っていう言葉でいろんなものを疑っていくことや、そもそもの部分に常に立ち戻っていくようなことが、やっぱり僕自身がやっていて面白い作業でもあって。(中略)この10年で絵本作家としてやってきたことが、すべて『かもしれない』っていう一言に尽きるというか」と図録で触れている。会場に向かう階段には「会場に入る前がいちばんたのしいのかもしれない」、出口には「いつかあなたもここで展覧会をするかもしれない」など会場内外のたくさんの「かもしれない」パネルであますところなくユーモアをあふれさせる。

2つの思いが交錯するしかけの「ヨシタケシンスケのかもしれない年表」
2つの思いが交錯するしかけの「ヨシタケシンスケのかもしれない年表」

 本展公式図録「こっちだったかもしれない」には実現には至らなかった企画もふんだんに掲載され、もう一つの展覧会がそこに広がる。「形にならなかったものを大切にしたい」と話すヨシタケ。「子供が元気づけられるような展示」などの走り書きからヨシタケがいかに来場者を喜ばせようと持ち前の発想力をふんだんに発揮しながら奔走したかがひしひしと伝わってくる。

「ころべばいいのに」に登場するキャラクター「アイツ」と共に
「ころべばいいのに」に登場するキャラクター「アイツ」と共に

 今後の生きる力となるような、来場者に向けてのそんなメッセージをはじめ展覧会や絵本に込められたヨシタケシンスケの思いを全身で受け止める。

(文中敬称略)

執筆・写真撮影:堀内まりえ

*写真は主催者の許可を得て撮影しています。本展では一定の条件のもと、写真撮影が許可されています。

(参考文献)
・ヨシタケシンスケ展かもしれない公式図録 こっちだったかもしれない 白泉社、2022年

ヨシタケシンスケ展かもしれない

【会期・会場】
2022年4月9日(土)~2022年7月3日(日) 世田谷文学館(東京・世田谷区)
展覧会HP:https://www.setabun.or.jp/exhibition/

*本展は日時指定制です。
*来場にあたっての注意事項等については、公式ウェブサイトをご確認ください。

【今後の巡回予定】
2022年7月15日(金)~8月28日(日) 市立伊丹ミュージアム(兵庫)
2022年9月23日(金・祝)~11月20日(日) ひろしま美術館(広島)
2022年12月10日(土)~2023年1月15日(日) 松坂屋美術館(愛知)
*会期・会場は変更になる可能性あり。