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ホーム > アートブログ > 『能面の心・装束の華--物語をうつす姿展』を見て!

『能面の心・装束の華--物語をうつす姿展』を見て!

根津美術館の新創記念特別展 第6部「能面の心・装束の華--物語をうつす姿展」に行って、鑑て来ました。

日本の伝統芸能「能」は、謡や鼓の調べとともに、

能面と能装束を身に着けた演者によってストーリーが語られていきます。



平安・鎌倉時代から江戸時代までは、「猿楽」あるいは「猿楽の能」と呼ばれていて、

「猿楽」は、奈良時代に「雅楽」や「舞楽」とともに中国から伝来した「散楽」を源流としています。

「散楽」は滑稽な芸や物まね、曲芸、奇術などの大道芸で、

「猿楽の能」は室町時代三代将軍足利義満のとき、観阿弥・世阿弥らの出現によって芸能として完成します。



この展覧会の明解な展示方法は、能面と能装束との関係が判って大変に面白かった。

男、女、鬼、妖精の能面とそれぞれの能面に合った能装束などの30点が展示され、能面と能装束が演出する、能ならではの幽玄な美の世界を堪能できる。



若い女の面には赤色の華やかな「紅入」(イロイリ)、中年以上の女の面には「無紅」(イロナシ)を組み合わせて年齢の違いを表現し、「小面」(コオモテ)は十代の愛らしく初々しい女性の面。また若い男面「中将」は平家の公達の役にふさわしい優美な装束を纏う。

「少尉」「平太」「深井」「痩女」「般若」「泥眼」「万媚」「猩々」の面々には合った能装束が展示されていて、非常にわかりやすい。



また、今回の企画展示のなかで、展示室2「源氏絵コレクション」も秀逸です。平安時代、11世紀初頭に書かれた源氏物語の名場面を描く「源氏絵」が数多く制作され、能にも翻案されている。土佐光起・光元作と伝えられ、保存状態もよく当時の風景が伝わってくる。

展示室5「拵と刀装具--龍獅堂コレクションの精髄」も根津美術館の刀剣・刀装具の名品ばかりが展示されている。「牡丹に蝶図鐔」に代表されるように、花や動物などさまざまなテーマに分け代表する50点が鑑賞できる。



展覧会鑑賞後は、新緑の庭園散策並びにNEZUCAFEで古の余韻を辿りながら非日常の時間と空間を愉しんで帰るのもいいものです。

モウすぐ梅雨の時期が到来です、雨の中の根津美術館八景も見応えのある風物詩です。こぞって出掛けよう!!

春緑の庭園散策もなかなか良いものです・・・!!!




ヘドデル キドリンスキー


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