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アートブログ


『スロヴァキアの切手展』~ドゥシャン・カーライとブラチスラヴァの絵本文化~を観て・・・・!



切手は、その国の民族・歴史・文化を知る素晴らしい手がかりの文化財史料だと言えます。

世界最初の切手は、1840年:イギリスのヴィクトリア女王の肖像が使われており、1ペニー切手で黒色で印刷されたため「ペニー・ブラック」という愛称がつけられ、翌年には赤色に(ペニー・レッド)に変更されるまで6000万枚が発行されたという。

世界最初の記念切手は、1871年にペルーで発行された古代都市遺跡の切手でなかなか面白い。




この企画展も『切手で旅する"スロヴァキア"』と銘打っているように、文化・様式が幾重にも重なる時代を経てきたスロヴァキア、琥珀街道、ボヘミア街道、東西をつなぐ隊商が行き交い文化が交差した街、中央ヨーロッパを貫くカルパチア山脈が延び、牧歌的な草原が広がる山野の美しい国土、風土が語るスロヴァキアの歴史と文化と民俗を感じることができる。

豊かな水の音を奏でるドナウ川と石造りの街並みに囲まれた首都ブラチスラヴァは、古くから工芸や印刷・製本に優れた技術を誇り、現在でも2年に一度、世界最大規模の「ブラチスラヴァ世界絵本原画展」(BIB)が開催される"絵本の街"としても知られている。


そんな絵本文化が根付くブラチスラヴァが育んだ絵本作家であり、切手デザインを多く担当している作家:ドゥシャン・カーライの作品を軸に、絵本そして同国の職人技が息づく切手の世界を堪能できる企画展である。



●スロヴァキア共和国からも全権大使:ドゥラホミール・シュトス氏(写真左) ●郵便博物館長:リボー・クラスト氏(左2人目) ●広報担当:ドゥシャン・プソタ氏(右) ●郵政資料館長:関口孝司郎氏(右2人目)

等の紹介・解説が、企画展への熱が伝わってきました。絵本文化と銘打ってあるので仕方が無いが、もう少し他の作者のものもあれば、企画展として見応えが増したかもしれない。

しかしながら~なかなか見られない・・・必見の価値あり・・・で~す!!!

そのついでで、博物館の3階にある世界の切手ギャラリーへ足を運んでみてはいかがでしょう!?




日本と世界各国の郵便切手・記念切手・特殊切手等々約32万種が展示されていて見応え抜群であり、世界で最初の切手「ペニー・ブラック」、バナナ形の切手(トンガ)ハート形の切手(トンガ)、レコード形切手(ブータン):※展示場のパソコンで音を聴くことができる:、香り付きの切手(板チョコの香り:スイス)、変わった素材の切手(アルミフォイルの切手:ソビエト;宇宙飛行士の日)金箔の切手(ガボン:シュバイツアー追悼切手)、木製の切手(ガボン独立記念切手)金・銀・銅の切手やなどなど、珍しい切手が満載・展示です。また、2階から3階への放送・映像・情報通信の歴史、郵便・通信・郵便局の歴史を閲覧するのも面白い空間の発見にもつながること請け合いです。

是非、是非、行って、観て来て・・・・!!!!!



ヘドデル キドリンスキー

(2010年2月16日 13:27)




先日、東京都写真美術館
「森村泰昌 なにものかへのレクイエムー戦場の頂上の芸術」の記者会見に参加してきた。


2006年より手がけた<なにものかへのレクイエム>シリーズの完結篇!
20世紀とは何だったのか・・・?!「男たちの時代」、近代から現代への社会構造の変化、価値観の変化、民心の変化、果たして"戦争・闘争・革命の時代"と言っても過言ではないだろう!!!森村泰昌が自ら『・・・20世紀をブルドーザーで更地にして、20世紀的記憶を忘れ、その上にどんどん21世紀が出来上がってきつつあるように思える。私はここでいったん歩みを止めて、「これでいいのかしら・・・?!」と20世紀を振り返りたいと思い、過去を否定し未来を創るのではなく現在は過去をどう受け継ぎ、それを未来にどう受け渡すのかという「つながり」として歴史をとらえたい。そして、この関心事を私は「レクイエム=鎮魂」と呼んでみたいと思いました。』と述べているように、歴史を総括するのではなく、歴史の記憶を辿り、死者の魂を慰め鎮め、生きとし生ける魂を落ち着け鎮める『たましずめ』の行為を自らの身体で歴史の記憶を移し替えるセルフポートレイトの表現によって、過ぎ去った人物や時代、思想への敬意をこめて、"失われていく男たち"の姿を21世紀に伝えていく行為であるとも言えます。
<なにものかへのレクイエム>シリーズでは、森村は「男性的なるもの」の輝きを求めて、政治や戦争、革命という「現実」の世界、20世紀を記録したシリアスな報道写真の世界に取り組んでいます。<美術史の娘><女優>シリーズと過去に発表した作品のなかで、女性に「変身」(メタモルフォーズ)するイメージが強く、「男たち」になることは、自らの身体を媒体にして「性」を自由に超越し、「私」の可能性を追求するセルフポートレイトの新たな挑戦でもあります。

展示構成も集大成的なおもむきで、
第1章「烈火の季節」:60年代から70年代にかけて政治や戦争を舞台に男たちの血と汗と肉体がぶつかり合う世界を作品化したシリーズ第一弾。«浅沼事件» «オズワルド事件» «ベトナム戦争» «MISHIMA»などなど・・・

第2章「荒ぶる神々の黄昏」:レーニン、独裁者、ゲバラ、毛沢東、アインシュタインといった世界史上の偉人・英雄たちに「なる」シリーズ第二弾。«遠い夢/チェ» «宙の夢/アルベルト» «独裁者はどこにいる» «夜のウラジーミル»などなど

第3章「創造の劇場」(新作・初公開):モリムラワールド全開、偉大な芸術の先駆者たちに「なる」シリーズ第三弾。写真作品8点、映像作品2点 すべて新作・初公開。«パブロ・ピカソとしての私» «動くダリ» «マルセル・デュシャンとしての私» «動くウォーホル»«手塚治虫としての私» «レオナール・フジタとしての私» «ヨゼフ・ボイスとしての私»などなど

第4章「1945・戦場の頂上の旗」(新作・初公開):歴史の分岐点1945年をめぐって、ひとりの芸術家の感性と想像力による20世紀の探求の旅が完結します。«海の幸・戦場の頂上の旗»は20世紀をめぐるモリムラワールドの集大成と呼ぶにふさわしい20分あまりの映像作品です。「海」という永遠の時空を舞台に、歴史の記憶と現在、太古の世界と表現者モリムラの軌跡が重なり合うこの幻想的な作品において、男たちが血を流し合う「戦い」の歴史は、未来に託された「芸術の旗」という象徴に変容していくことを感じ取ってください。

«記憶のパレード» «思わぬ来客» «光と地の間を紡ぐ人» «海の幸・戦場の頂上の旗»写真作品4点、映像作品1点 すべて新作・初公開2010年3月11日からの開催!感性と想像力を奮い立たせて、「なにかおかしい?!」ふしぎな~ふしぎな~モリムラワールドへ行ってらっしゃ~い!!

ヘドデル・キドリンスキー


森村泰昌さんの「手の美術史」も独自の切りこみで面白い。おすすめ。
手の美術史


(2010年2月12日 13:30)





大草原への夢、英雄の華麗なる遺産を日本初公開!!!
中国国家一級文物(国宝)54点が出展される!!


モンゴル帝国は、チンギス・ハーンが1206年に建国した騎馬遊牧民族国家です。
それ以前は、果てしない内モンゴル大草原での中国北方遊牧民族たちが広大な地上空間と歴史の舞台を駆け巡り、紀元前475年から1125年ごろまで様々な独自の特徴ある民族国家を形成し、東胡族、匈奴族、鮮卑族、突厥族、契丹族などの独特な文化を構築している。



青銅器文化(東胡族)、金銀銅製装飾品(匈奴族)、草原文化と中原文化の融合で仏教崇拝(鮮卑族)、モンゴル遊牧民族のなかで最初に文字を作り出した(突厥族)、独自の葬儀風習の仏教文化(契丹族)などの文化が反映され、華麗なる黄金文化が花開いた時代である。モンゴル高原の遊牧民は、遊牧に不可欠な移動式住居のゲルや車、鞍などの馬具、弓矢などの狩猟や戦いに必要な武器類、それに将棋や馬頭琴などの娯楽用品・楽器を造り、農耕国家の文化と違った国家形成が解かる。


モンゴル帝国は、アジアからヨーロッパをまたがる史上最大規模の国家に成長し、世界に衝撃を与え、世界史上に大きな影響を及ぼした。
中国直系の漢民族王朝から隋唐の時代の対立的関係、支配・被支配の関係、交易・平和的交流を経て、文化の交流を示す展示品には、モンゴル文化と外部世界との対立・融合・統制の紆余曲折を経て貴重な歴史的財産・遺産(容器類、衣類、装身具、武具、印鑑、文具類、娯楽用品、楽器、葬儀用品などの多岐にわたる数々)を残し、後世の我々に直接語りかけ、臨場感を持って、歴史的時空間を体験させてくれる壮大な企画展である。


少し欲張りかもしれないが、ビジュアル的な民族国家変遷の地図やチンギス・ハーンの英雄伝や歴史物語(ロマン)が感じられるテキストがあっても良かったと思うのだが・・・・?!

広大且つ壮大なモンゴル大草原の歴史文化を堪能できる企画展である!!!


(2010年2月 4日 09:31)




出光美術館で開催中の「麗しのうつわ ー日本やきもの名品選」を観てきました。

猿投、古瀬戸、志野、織部、古唐津、楽、京焼、古九谷、柿右衛門、鍋島、そして近代に及ぶ日本陶磁の名品がずらりと待ち受けていました。これ全て【出光美術館所蔵】だそう。
土曜日という事もあり、会場はなかなかの盛況ぶり。展示が観易かったので、ゆっくり観覧することが出来ました。

野々村仁清や尾形乾山、板谷波山など、有名な陶工の作品も多かったので、あまり詳しくない私でもなるほどなるほど、っと楽しめました。
板谷波山の作品は、職人から芸術家になった初期の方という話通りの出来映え。デザイン・色、共に美しく、上品で清楚な印象を受けました。

お時間のある方は是非!


(2010年2月 3日 18:06)




東京都美術館(上野)で、今開催中の「ボルゲーゼ美術館展」
〈洗礼者ヨハネ〉でおなじみカラヴァッジオ

カラヴァッジオ期間限定セールやっちゃいます!

カラヴァッジオ

タッシェンのXLシリーズの大きな書籍なので、
大きな図版で楽しむ事ができます♪

本日からスタートです。お早めに。。。


(2010年2月 2日 19:08)




国内外で早くから高い評価を獲得し、戦後のグラフィック・デザイン界を牽引してきた
早川良雄の偉業・回顧展を見てきました。

多くの商業広告デザインと個人のグラフィック作品の芸術には、日本調モダンと都会的な感性とともに、自由奔放で直観的な発想と大胆な構成表現、そして個性的な色彩感覚が溢れていて、初期から特徴的かつ斬新的なテーマとなった女性像や女の"顔"の作品では、自在かつ多様な表現方法によって情感と造形に迫るイラストレーションの力が発揮され、また後年の"形状"シリーズでは、抽象形体を客観的に把握しつつユニークな空間認識で描写するなど、まさに個性に満ちた作品を急逝するまで果敢に表してきた早川良雄氏、なんとも惜しい芸術家を偲んだ回顧展である。
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1950年、すでにグラフィックデザイン界の若手パイオニアとして活躍していた、同時代を生き、競い合った東京組の亀倉雄策に「早川君の油彩画は華やかさと哀愁の交流点のような魅力がある、それは絵描きにはない魅力だ」と言わせるほど絵心があった。
「東京風は、良く言えば、伝達の本道を踏まえて感性に流されない機能的な表現、悪く言えば、堅く骨ばっていて肉付けや表情に乏しい。関西風は、色彩感覚が豊かで遊びの要素が面白いが、悪く言えば、機能優先を忘れがちになる」と言うように、何事にもクールで成熟した現代性をうかがわせる関東でのスマートさに対して、心情やおおらかな情緒をもって個人の感性で訴えてくる関西の風土性をうかがわせつつも、シャイでおしゃれ、スタイリッシュな風を装い、その気風に徹して独自の造形的世界を繰り広げ、芸術的個性を確実にしつつ商業美術の作品表現へと昇華していったと芸術家であると思う。

特に«"顔"たち»のなかで、«第5回東京国際版画ビエンナーレ(英語版)ポスター»では、コマーシャルリズムの告知性を超えて早川良雄自身の創作思考が顕著になっている。絵画における輪郭や陰影をとらえる立体造形への指向とは異なり、イラストレーションの力強さとデフォルメの大胆さを自由にしたビジュアル・コミュニケートするデザイン的特質が明確化されていて象徴的でその創作を代表する作品である。
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«顔たち・白 ポスター» «ワコール・ニュースの表紙» «西武のきもの ポスター»
«第1回東京国際映画祭 ポスター» «「女」原画展 ポスター»
«"形状"»のシリーズでは、多くの商業美術のデザインとあわせてグラフィック・アートの作品として自由な発想と構想が展開され、"顔"の主題作品以上に直観的な感性が発揮され、独自の芸術性が表現されている。主題としての「形」は単純な基本形態であり、Ⅰは「方」、Ⅱは「段形」、Ⅲは「円筒形」、Ⅳ以降は独自の造形性の探求と心象風景の空間創造が図られ、具体的且つ有目的性を持ったデザイン創作としてビジュアル・コミュニケーションの可能性を示唆している。
作品としては、«国立国際美術館=開館ポスター» «緑・花・祭名古屋'88ポスター»
«日仏会館:ジョン・ヴァロノフ講演会ポスター» «モリサワのポスター=ゼロ»
«伊那製陶=緑、ひろがれ» «鳥よ、もどっておいで» «horizon» «方形のある風景»
«絵・加・減ポスター»などなど・・・・!
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亀倉雄策とともに、日本デザイン界のパイオニアとして、またはリーダーとして、生き抜いたユニークな、アイロニカルのある芸術家である思う。
そして、{日本人特有の心象原風景}が近・現代のビジュアル・デザインとして発信され、非常に感慨深く伝わってくる!!!
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早川良雄の"人となり、作品"を是非堪能してほしいと思う!!!


ヘドデル・キドリンスキー


(2010年1月29日 12:08)




今週の美の巨人は「熊谷守一」さんです。

孤高の画家であり「画壇の仙人」と称される程だったそうです。
67歳ころ、大事な家族を失ってから
東京豊島区の自宅から一歩も出なくなった熊谷守一は
わずか15坪の庭の自宅で小さな虫や花を描き続けたそうです。
小さなアリが列を成して歩く姿をジッと観察し、
描いている彼の姿が目に浮かぶよう...。

熊谷様式とされる下絵デッサン(線)が塗り残され、
対象を見続けたその独特な画風は、高い評価を受けました。

去年11月に「無欲越え 熊谷守一評伝」が発行されました。評判のよい本です。
熊谷守一に興味があるかたには是非おすすめしたいです。


熊谷守一さんのそのほかの書籍はこちら


(2010年1月27日 11:32)




2010年1月30日(土)、31日(日)
森アーツセンターギャラリーにて【G-tokyo 2010】が開催されます。

展覧会形式のユニークなアートフェアで、
鑑賞する楽しみ、質の高い作品を購入する楽しみとを、同時に体験できるそうです。
現代アート好きにはたまらない企画ですね。

今週末は六本木なう!


公式サイトに記載されていた出品作家の一部をご紹介♪

猪瀬 直哉
樫木 知子
さわ ひらき
南 隆雄
梅田 哲也
Thomas Demand
畠山直哉
Peter Keetman
山口晃


(2010年1月26日 12:52)




「THIS IS IT」はもうご覧になりましたか?私はまだですが、観にいった方に感想を聞くと「涙が止まらなかった」「3回目を観にいった」「(今まではファンではなかったが)ファンになった!」など、とてもイイ!!作品のようです。DVDを買わなきゃな~と思ってます。
ところで、今週末24日(日)から六本木ヒルズにて、マイケル・ジャクソン遺品展が行われます。しかも無料!プリンセス天功さんがオークションで落札した遺品の中から3点を日本で展示!
昨年11月にも日本でマイケル・ジャクソン遺品展が開催されましたが、ものすごい盛況でした!今回も行列でしょうね~。マイケルのファンはもちろん、ファンでない方も、是非。

こちらはタッシェンのミュージックアイコン。
Michel Jackson / TASCHEN
幼少時代から順を追って、マイケルの活躍が紹介されています。
バブルスもいますよ~。

マイケルジャクソン



(2010年1月22日 14:27)




去年からずっと、ずーっと日本未入荷で
在庫なし、なし、なし、、、と言われ続けたカラヴァッジオ作品集
ついに入荷しました!
カラヴァッジオ作品集「Caravaggio Complete Works」
しかも数冊のみなので、次の入荷はいつになることやら。。。って感じです。
とても素晴らしい豪華な作品集なので、
カラヴァッジオ好きな方はお早めに!

2010年は2月にカラヴァッジオの映画も公開予定です。
今年はカラヴァッジオが熱い!

http://caravaggio.eiga.com/


(2010年1月21日 18:38)


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